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雑誌目次

雑誌文献

臨床皮膚科55巻6号

2001年05月発行

雑誌目次

カラーアトラス

慢性円板状エリテマトーデスの経過観察中に上口唇の皮疹上に発症した有棘細胞癌

著者: 白石葉月 ,   片根正恵 ,   五味博子 ,   川田暁 ,   松尾聿朗 ,   平林慎一

ページ範囲:P.382 - P.383

 患者 53歳,男性,船員
 初診 1995年4月14日

原著

指尖部(特に爪床)の生検時における人工真皮移植の有用性

著者: 北吉光 ,   山田信幸

ページ範囲:P.385 - P.388

 人工真皮(テルダーミス®)を5例の指尖部の腫瘍生検後に用いた.5例いずれにおいても臨床的には確定診断は難しく,生検にて確定診断をつける必要があった.最終的な診断名は扁平上皮癌が2例,化膿性肉芽腫,粘液軟骨腫,グロムス腫瘍が各々1例ずつであった.まず腫瘍をexcisional biopsyした後,欠損部を完全にカバーするように人工真皮(テルダーミス®)を貼布した.術後の疼痛,出血は最小限であった,確定診断後,扁平上皮癌の2例は腫瘍辺縁から1cm以上離して指を切断し,残りの3例は追加の植皮を行わず上皮化するのを待った.前者の2例については,各々2年,1年半経過した現在,再発,転移は認められず,後者の3例については,爪の変形もほとんどなく治癒した.人工真皮(テルダーミス®®)は,従来の植皮,および軟膏ガーゼを使用する方法に比べ,術後疼痛,出血のコントロール,いずれもにおいても優れている有用な方法と思われた.

臨床統計

因島市医師会病院皮膚科における同島内の他科の開業医からの紹介患者の検討

著者: 杉田康志 ,   奥本勇二

ページ範囲:P.389 - P.391

 皮膚疾患に対する他科の開業医の対応状況を知るために,他科の開業医からの紹介患者に関して検討し,さらに開業医に対して皮膚疾患に関するアンケート調査を行った.紹介患者は371人,男191人,女180人,平均年齢は57.1歳であった.紹介された疾患は,湿疹・皮膚炎群が最も多く,その他,感染症,腫瘍が多かった,紹介目的は,371人中288人が診断を主目的とし,残りの83人は治療方針の決定を主な目的とした患者であった.開業医に対するアンケートでは,全員が外来診療において対応に困るような皮膚疾患を有する患者を診察した経験があると答え,さらに,6割の開業医は往診においても対応に困るような皮膚疾患を有する患者を診察した経験があると答えた.往診で対応に困った疾患としては,褥瘡が多く挙げられた.皮膚科専門医にはなじみ深いと考えられていた疾患でも,多くの開業医が対応に苦慮していることが明らかになった.

症例報告

細菌性指間落屑性紅斑(北村)の1例

著者: 望月隆 ,   若松伸彦 ,   藤井俊樹 ,   石崎宏

ページ範囲:P.392 - P.394

 46歳,女性に生じた細菌性指間落屑性紅斑(北村)の1例を報告した.患者は鶏肉加工業に従事し,連日約8時間鶏肉をさばいていた.就業1か月後の1999年5月より両手の第2,3,4指間から指の側面にかけて鱗屑縁を伴う落屑性紅斑,丘疹が生じた.鱗屑のパーカーインクKOH法で青染する繊細な菌糸からなる菌塊が多数認められ,細菌培養ではStaphylococcus(CNS)とBacillits属が分離された.ミノサイクリンの内服とエリスロマイシンの外用を行ったところ,1週間後には落屑性紅斑は軽度の色素沈着を残して消した.

著明な水疱形成を認めた持久性隆起性紅斑の1例

著者: 山上淳 ,   布袋祐子 ,   谷川瑛子 ,   天谷雅行 ,   田中勝 ,   西川武二

ページ範囲:P.396 - P.398

 著明な水疱形成を認めた持久性隆起性紅斑(erythema elevatum diutinum;EED)の1例を報告した.症例は46歳女性,臨床的にEEDに比較的典型と思われる浸潤性紅斑,瘢痕性局面を認めた他,背部・大腿を中心に米粒大から小豆大の小水疱が花弁状に配列する暗紅褐色の紅斑および緊満性水疱を多発性に認め,一見して自己免疫性水疱症を疑わせる臨床像を呈した.蛍光抗体直接法・間接法は陰性.病理組織学的には真皮にleukocytoclastic vasculitisを認めた.EEDの診断のもとジアフェニルスルホン75mg/日の内服を開始し,皮疹は著明に改善した.EEDの患者で多彩な皮疹がみられることはよく知られているが,自験例のごとく広範囲に水疱形成を認め,また小水疱が花弁状に配列した紅斑を認めた報告例は比較的稀であると思われ,若干の考察を加えてここに報告した.

痛風結節の1例

著者: 井関宏美 ,   松下嘉明 ,   西嶋攝子

ページ範囲:P.400 - P.402

 33歳,男性に生じた両足の胡桃大の痛風結節を報告した.血中尿酸値は10.3mg/dlと上昇し,腎結石を合併していたが,腎機能は正常であった.結節の内容物は直接検鏡で針状結晶であり,De Galantha染色で黒褐色に染まった.以上より痛風結節と診断した.アロプリノール内服3か月後に尿酸値は正常化し,結節も徐々に縮小,軟化がみられた.

手術侵襲により誘発されたと考えられる痛風結節の1例

著者: 関姿恵 ,   野口幹正 ,   石川治

ページ範囲:P.404 - P.406

 58歳,男性.開腹術後に痛風結節とともに痛風発作を生じた1例を報告した.術直後より発熱と関節腫脹が出現し,創二次感染ないしは蜂窩織炎を疑われて抗生物質の投与を受けていたが,続いて複数の関節背面に結節を生じた.偏光顕微鏡にて吸引内容物中に尿酸塩結晶を確認したことより痛風結節を伴う痛風発作と診断した.痛風治療薬投与により,発熱,皮疹は速やかに軽快した.痛風発作は皮膚科日常診療で遭遇する機会は少ないが,術後に発熱と関節部の発赤,腫脹をきたした患者では念頭におくべき疾患であり,偏光顕微鏡による吸引内容物の確認が迅速な診断には有用である.

LEOPARD症候群の1例

著者: 長山隆志 ,   森田貴史 ,   大西誉光 ,   渡辺晋一

ページ範囲:P.407 - P.409

 25歳,男性.父,弟にも同様の皮疹がある.4,5歳頃に顔面に自覚症状のない皮疹が出現し,15歳までに徐々に増数し,体幹,四肢にも皮疹が生ずるようになった.現症は口唇,口腔粘膜を含む顔面に米粒大までの境界明瞭な淡褐色から黒褐色の類円形の色素斑が多数密集している.躯幹,四肢には米粒大の黒褐色類円形の色素斑が散在しており,他にカフェオレ斑も数個認められた.口蓋は高位で上正中切歯が欠如していた.心電図上に洞性頻脈,左軸変位,ST上昇があり,胸部X線像で脊椎側轡を認めた.組織では基底層にbasal pigmentationがみられ,メラノサイトが散在性に増加し,真皮上層から中層にメラノファージが散見された.

観賞用熱帯魚が感染源と考えられたVibrio vulnificus感染症の1例

著者: 上田素子 ,   平真理子 ,   高野健市 ,   長谷川隆 ,   岩瀬優子

ページ範囲:P.411 - P.413

 基礎疾患に非代償性肝硬変を有する65歳男性.趣味として飼育している熱帯魚に左手が接触し,左手背に紅斑,腫脹が出現した.つづいて熱発をきたし入院した.血液,血疱液培養からVibrio uulnificusを検出した.感染様式は,感染源を直接同定しえなかったが,病歴より熱帯魚を介した創傷感染型(経皮感染)と考えられた.皮疹は初め左手背に紅斑,腫脹が出現し,つづいて両下肢に紫斑,血疱がみられ,非連続性かつ異時性に進展している.創傷感染型において,感染源と皮膚病変の進展様式が稀な症例と考える.

Trichophyton rubrumによるblack dot ringwormの1例

著者: 篠田英和

ページ範囲:P.416 - P.419

 83歳,女性.顔面に痒みを伴う紅斑があり,某医にてステロイド外用剤を塗布するも,紅斑は頸部および耳介に拡大してきた.額,下顎,左頸部に炎症の乏しい紅斑と,左手指,左足趾爪の白濁を認めた.顔面,頸部より菌糸型菌要素を検出し,患者の訴えはなかったが,頭髪を診ると左前頭部に毛孔一致性の黒点を発見した.さらにKOH検鏡にて毛内性菌寄生の像がみられた.各病巣から採取した標本よりTrichophyton rubrumを分離し,体部白癬(顔面,耳介,頸部),足手爪白癬およびblack dot ringworm(BDR)と診断した.T.rubrumによるBDRの本邦報告例11例を検討した.成人例は近接する白癬より波及,発症し,小児例は家族内(成人)の足白癬より感染し発症すると思われた.また,その誘因にはステロイド剤の使用が考えられた.小児および高齢者の顔面白癬の場合,BDRの早期発見のためにも頭髪の診察の必要性を痛感した.

胃切除後の患者に生じたcreeping diseaseの2例

著者: 山田佐知子 ,   木花光 ,   水野淳子 ,   犬井三紀代

ページ範囲:P.420 - P.422

 57歳男性と52歳男性のcreeping diseaseを報告した.ホタルイカを生食し,前者は3日後より,後者は5日後より腹部に爬行性の線状皮疹が出現した.後者では,生検にて虫体(+),抗旋尾線虫Type X抗体陽性で旋尾線虫によることが確認できた.2症例とも胃癌にて胃切除術の既往があり,胃液が十分に分泌されないことが本症の発症の誘因になったのではないかと考えた.

異所性膵組織を認めた臍ポリープの1例

著者: 古結英樹 ,   津守伸一郎 ,   小田裕次郎 ,   緒方克己 ,   井上勝平 ,   楢原進一郎 ,   畠山金太 ,   丸塚浩助

ページ範囲:P.424 - P.426

 1歳11か月の男児.臍帯脱落直後から認められた臍部の紅色ポリープ状腫瘤は病理組織学的に大腸粘膜上皮で,その下床に膵組織の迷入を認めた.臍ポリープは胎生期の卵黄腸管の遺残で,臍帯脱落後の新生児に稀にみられる.また異所性膵も胎生期の膵臓の形成過程における残存,迷入による.異所性膵を伴った膀ポリープの1例を経験したので,本邦報告例と併せて報告した.

Familial eruptive syringoma

著者: 浅賀浩孝 ,   橋本喜夫 ,   松本光博 ,   松尾忍 ,   中根幸雄 ,   飯塚一

ページ範囲:P.428 - P.430

 17歳男性,および14歳女性のeruptivesyringomaの兄妹例を報告した.2例とも思春期に発症し,腹部を中心に淡褐色丘疹が多発している.組織学的にも典型で,familial eruptivesyringomaと診断した.自験2例の父親にも同様の皮疹が存在し,常染色体優性遺伝の可能性が示唆された.本症を家族性に認めることはきわめて稀であり,われわれの調べ得た限り本邦においては同様の報告を認めない.

角化性嚢腫を伴ったsebaceomaの1例

著者: 西江渉 ,   村澤章子 ,   木村鉄宣 ,   飯豊深雪 ,   宮澤仁

ページ範囲:P.431 - P.433

 症例は70歳,女性.背部の10mm大の結節.病理組織学的には基底細胞様細胞と脂腺細胞様細胞で構成され,脂腺分葉への分化所見は認めなかった.Troy & Ackermanが1984年に提唱したsebaceomaと診断したが,腫瘍直下の真皮内には層状の角質を有する角化性嚢腫があり,壁の一部にsebaceomaの所見を認めた.腫瘍の発生機序として胎生期の毛芽細胞と類似する細胞の腫瘍性増殖を考えた.

下肢に発症した結節型基底細胞癌の2例

著者: 市村裕子 ,   大西誉光 ,   渡辺晋一

ページ範囲:P.435 - P.437

 症例1:89歳,女性.約1年前より右足縁に自覚症状のない皮疹が出現し徐々に増大した.同部に中央が軽度に陥凹する小指頭大の黒褐色扁平隆起性局面が存在していた.症例2:85歳,女性.左大腿伸側に約2年前より自覚症状のない皮疹が出現し徐々に増大した.同部に大豆大のドーム状角化性黒褐色結節が存在していた.組織では両者とも真皮上層から中層に一部表皮と連続する島嶼状の腫瘍胞巣が存在し,また一部の腫瘍胞巣は索状に延長していた.腫瘍細胞は基底細胞様細胞で胞巣辺縁では柵状に配列していた.当科の基底細胞癌64例の統計では,顔面・頭部の発症例が約7割で,組織型ではsolid typeが8割以上を占めていた.このうち,下肢の発症例は8%で,下肢の組織型ではsolid typeとsuperficial typeがほぼ同数であった.

多発性Bowen病の1例

著者: 橋口貴樹 ,   東裕子 ,   寺崎健治朗 ,   片平充彦 ,   神崎保

ページ範囲:P.438 - P.440

 70歳,男性.1996年11月頃から手背および,左前腕に瘙痒を伴う紅斑が出現し,同様の紅斑が両上肢,背部にも多発,増大した.病理組織的に,表皮では角質の増生,不全角化,空胞化を伴った細胞,clumping cell,表皮突起の棍棒状の肥厚を,真皮では軽度の炎症細胞の浸潤を認め,多発性Bowen病と診断した.多発性Bowen病は稀な疾患ではないが,自験例においてBowen病と思われる皮疹は大小あわせて数十個に上り,免疫能の異常を認めないにもかかわらず,他の報告例と比較しても多発の目立つ症例であった.

油性痤瘡による多発性の面皰を合併した有棘細胞癌

著者: 高橋政史 ,   古川裕利 ,   元木良和 ,   岩月啓氏 ,   金子史男

ページ範囲:P.441 - P.443

 54歳,男性.初診の6か月前より仙骨部に腫瘤を自覚.その後腫瘤のびらん,潰瘍化と両側の鼠径部にも腫瘤形成,潰瘍化を認めた.組織学的に仙骨部の腫瘤は高分化型有棘細胞癌で両側の鼠径部はリンパ節転移であった.初診時より患者の全身には多数の面皰と色素沈着を伴う痤瘡の瘢痕がみられ職業性の油性痤瘡に起因するものと考えられた.面皰の生検では上皮細胞が間質に向かって索状,不整に増殖していた.面皰の組織像においてこのような報告例はなく,また有棘細胞癌との関連も示唆された。

臀部に生じたMerkel細胞癌の1例

著者: 森川博文 ,   鹿江裕紀子 ,   野田英貴 ,   能宗紀雄 ,   米原修治 ,   杉田康志

ページ範囲:P.445 - P.447

 76歳女性の臀部に生じたMerkel細胞癌の1例を報告した.臀部の表面にびらんと壊死組織を伴った胡桃大の紅色皮下腫瘤を認めた.病理組織像では,真皮から皮下組織にかけて細胞質に乏しい小型の腫瘍細胞のびまん性増殖を認め,免疫組織化学的検索でepithelial membrane antigen,cytokeratin,neuron-specific eno—lase,chromogranin Aに陽性であり,上皮系と神経系両方への分化が認められた.初期治療として切除と化学療法を行ったが,7か月後局所再発と鼠径部へのリンパ節転移を認めた.広範囲切除に放射線治療の併用を行ったが,腫瘍は全身の皮膚へ多発性に転移した.

Mucinous carcinoma of the skinの1例

著者: 斎藤京 ,   甲斐美咲

ページ範囲:P.450 - P.451

 46歳,男性.左頬部の弾性硬,淡紅色で透明感のある半球状腫瘍が3年前頃に発症し増大してきた.病理組織学的に線維性の隔壁で区画された粘液様物質があり,その各区画に島状に腫瘍細胞巣が浮遊するがごとくの特徴的な所見が認められた.各種特殊染色および全身検索を行い他臓器癌の皮膚転移は否定的であり,mucinous car—cinoma of the skinと診断した.本症がエクリン,アポクリンどちらの汗腺由来かについてはいまだ明確な結論は出ていないが,自験例の腫瘍細胞はS−100一部陽性,gross cystic disease fluid protein 15(GCDFP15)陰性であり,エクリン汗腺由来を思わせた.

大腿に巨大腫瘤を認めた成人T細胞白血病・リンパ腫の1例

著者: 菅原弘士 ,   加藤直子 ,   木村久美子 ,   青柳哲

ページ範囲:P.454 - P.456

 73歳,女性.左鼠径リンパ節の鶏卵大の腫大と左大腿の径20×15Cm大の紅色腫瘤を認めた.組織学的に,リンパ節,皮膚とも濃染性で不整な核を有する小型から中型のリンパ球様細胞が稠密かつびまん性に浸潤していた.抗HTLV-1抗体陽性で,末梢血異型リンパ球数が2%,骨髄浸潤が陽性のリンパ腫型成人T細胞白血病・リンパ腫と診断した.分子生物学的にHTLV-1プロウイルスDNAの多・単クローン性の取り込みを示し,多彩な染色体異常も認められた.治療は化学療法(CHOP療法)を6コースと放射線療法(54.6Gy照射)を施行した.

連載

Clinical Exercises・98—出題と解答

著者: 竹原和彦

ページ範囲:P.419 - P.419

195
膠原病に関する記載のうち,正しいものはどれか.
①全身性エリテマトーデスの5年生存率は約60%である.

海外生活16年—出会った人・学んだこと・5

著者: 神保孝一

ページ範囲:P.460 - P.460

米国研究皮膚科学会に初めて出席して
 私の国外での初講演は第32回米国研究皮膚科学会(Society for Investigative Dermatology:SID)である.これは1971年6月18日から20日までボストンで開かれた.
 当時の学会長はRochesterのWinkelmann教授であり,副会長はDr.Hambrick(Johns Hopkins大学,Baltimore)であった.その学会でWinkelmann教授は会長講演として「Molecular inflammation of the skin」を話した.Winkelmann教授はきわめて活発な臨床研究者であって,私自身臨床的皮膚科学の正統派の研究者として最も敬愛・尊敬する先生の一人である.

治療

遊離腹直筋皮弁を用いて再建した右頬部基底細胞癌の1例

著者: 木本由紀 ,   力久航 ,   廣川久忠 ,   安田浩 ,   末永義則 ,   旭正一

ページ範囲:P.457 - P.459

 右頬部の再発性基底細胞癌の切除により生じた頬粘膜まで達する広範な欠損に対して,遊離腹直筋皮弁を用いて再建を行った.確実な腫瘍切除を行うため,永久標本による病理組織検査の結果を待って二期的に再建を行った.遊離腹直筋皮弁による再建は広範な欠損に対して有効な方法であるが,手技的,機能的,整容的には若干の問題も存在する.

基本情報

臨床皮膚科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1324

印刷版ISSN 0021-4973

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