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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科55巻6号

2001年05月発行

症例報告

胃切除後の患者に生じたcreeping diseaseの2例

著者: 山田佐知子1 木花光1 水野淳子2 犬井三紀代3

所属機関: 1済生会横浜市南部病院皮膚科 2上大岡皮膚科 3コスモ皮膚科

ページ範囲:P.420 - P.422

文献概要

 57歳男性と52歳男性のcreeping diseaseを報告した.ホタルイカを生食し,前者は3日後より,後者は5日後より腹部に爬行性の線状皮疹が出現した.後者では,生検にて虫体(+),抗旋尾線虫Type X抗体陽性で旋尾線虫によることが確認できた.2症例とも胃癌にて胃切除術の既往があり,胃液が十分に分泌されないことが本症の発症の誘因になったのではないかと考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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