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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科55巻7号

2001年06月発行

文献概要

症例報告

ヒト乳頭腫ウイルスを検出した陰茎部Bowen病

著者: 新藤季佐1 朴順華1 松田千洋1 鈴木伸典1

所属機関: 1大阪市立総合医療センター皮膚科

ページ範囲:P.527 - P.529

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 患者は75歳,男性.初診の約1年前より陰茎基部に紅斑が出現した.初診時,陰茎基部左側に紅斑が存在しており,ここから生検したところ,表皮内に細胞の異型性,配列の乱れがみられ,Bowen病と診断した.病変部の組織についてPCR法を用いてヒト乳頭腫ウイルスDNAを検索したところ,33型が陽性であった.ブレオマイシン軟膏の密封療法後,手術療法を行った.Bowen病とヒト乳頭腫ウイルスとの関係についても検討を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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