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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科55巻8号

2001年07月発行

文献概要

症例報告

ハイドロキシウレアにより生じた下腿潰瘍の1例

著者: 榎本韻世1 二宮嘉治1 大西善博1 多島新吾1 石橋明1

所属機関: 1防衛医科大学校皮膚科学教室

ページ範囲:P.601 - P.603

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 68歳,女性.本態性血小板血症で5年前よりハイドロキシウレア(ハイドレア®)(以下,HU)を内服中.2年半前,左下腿をプラスチックの植木鉢で受傷後,同部に有痛性潰瘍が出現した.保存的治療に反応せず,分層植皮術で治癒.約1年後,両下腿に潰瘍が再発.HUの投与を中止したところ速やかに縮小した.しかし,原病の悪化による再投与で増悪したため,他剤に変更し治癒した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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