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症例報告
HCV抗体偽陽性を示した肥満細胞症
著者: 撫養宗信1 白濱茂穂1
所属機関: 1聖隷三方原病院皮膚科
ページ範囲:P.618 - P.620
文献購入ページに移動 生後11か月の男児のHCV抗体偽陽性を示した肥満細胞症の1例を報告する.HCV感染のないHCV抗体偽陽性を示す症例の一部に,牛乳蛋白(大部分の組成はカゼイン)に対する抗体(牛乳特異IgG 4抗体)が交叉反応を示すという報告がある.自験例では,特異的IgE(シングルアレルゲン)にて卵白陽性であった.卵を食すと,色素性蕁麻疹の発作が誘発された.
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