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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科55巻8号

2001年07月発行

文献概要

治療

顔面の尋常性白斑に対する活性型ビタミンD3外用療法

著者: 中森綾1 佐野栄紀1 板見智1 吉川邦彦1

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科分子病態医学専攻皮膚科学

ページ範囲:P.635 - P.637

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 尋常性白斑の治療は,ステロイド外用,PUVA療法を主とする.しかし,しばしば難治性であり,治療も長期にわたることが多く,そのため副作用が問題となりやすい.特に女性,小児の病変に対しては,美容上,あるいは眼科的合併症につき,慎重にならざるを得ない.今回,筆者らは女性あるいは小児の顔面に発症した尋常性白斑に対し,活性型ビタミンD3の外用単独にて,7例中4例に良好な成績を得た.これは患者のQOLを考慮した治療法として新たなオプションになり得ると考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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