icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科55巻9号

2001年08月発行

文献概要

症例報告

Linear IgA/IgG bullous dermatosisの1例

著者: 石神光雄1 栗田みずほ1 田端康一1 山西清文1 安野洋一1

所属機関: 1京都府立医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.711 - P.714

文献購入ページに移動
 Linear IgA/IgG bullous dermatosis(LAGBD)の61歳,男性例を報告する.初診の約半年前より体幹,四肢に瘙痒を伴う紅斑が出現,しだいに皮疹は環状を示し,紅斑の辺縁に沿って小水疱を生じるようになった.採取した生検組織の病理組織学的所見および蛍光抗体直接法で皮膚基底膜部にIgG, IgAの両者の線状沈着を認めたことからLAGBDと診断した.LAGBDはlinear IgA bullous dermatosisの中で基底膜部にIgGの沈着を伴う症例に対して,Zoneらにより提唱された疾患名であるが,その疾患概念について若干の文献的考察を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら