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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科55巻9号

2001年08月発行

文献概要

症例報告

Cutaneous angiolipoleiomyomaの1例

著者: 嵯峨兵太1 黒瀬信行1

所属機関: 1JR東京総合病院皮膚科

ページ範囲:P.726 - P.728

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 58歳,女性.初診の約1年前,左頬部の結節に気づくも放置していた.初診時,左頬部に直径12mmの自覚症状のない常色の皮下結節を触れた.下床との可動性は良好であった.病理組織学的には,真皮から皮下組織にかけての線維性被膜に覆われた腫瘍性病変であり,小血管の増生,血管周囲および間質での平滑筋の増殖を認めた.また,一部に脂肪組織の混在を認めたため,自験例をcutaneous angiolipoleiomyomaと診断した.本疾患は比較的稀であり,筆者らの検索しえた限りでは本邦報告例は見当たらなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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