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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻1号

2002年01月発行

臨床統計

獨協医科大学皮膚科における隆起性皮膚線維肉腫と悪性線維性組織球腫の統計的比較

著者: 沖田博1 大塚勤1 新井聖一1 村下理1 山蔭明生1 山崎雙次1

所属機関: 1獨協医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.15 - P.18

文献概要

 1973〜1998年の間に獨協医科大学皮膚科において経験した隆起性皮膚線維肉腫(DFSP)14例,悪性線維性組織球腫(MFH)16例につき統計的に比較した.平均年齢はDFSP 41.2歳,MFH 47.9歳,発生部位はDFSPでは体幹(50%)に,MFHでは四肢・頭部(87%)に多い傾向があった.再発はDFSP 36%,MFH 21%とDFSPに多く,転移はDFSP 7.7%,MFH 27%とMFHに多かった.抗CD 34抗体による免疫学的検査でDFSPは100%陽性,MFHは30.8%に陽性であった.他院より紹介された単純切除のみでは高率に再発が認められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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