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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻1号

2002年01月発行

文献概要

症例報告

歯科治療後に生じた感染性心内膜炎の1例

著者: 足立準1 庄田裕紀子1 羽白誠1

所属機関: 1関西労災病院皮膚科

ページ範囲:P.41 - P.43

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 40歳,女性.小児よりアトピー性皮膚炎があった.30歳頃までステロイド外用療法,その後,化粧水などで外用していた.1999年12月1日,歯科で歯根部の治療を行った.2日後より発熱がみられ,その後自宅で倒れた.当院に紹介され,諸検査の結果,Staphylococcus capitisによる感染性心内膜炎およびそれに伴う脳出血と判明した.皮疹としては,出血斑,爪下出血,Staphylococcus capitisの膿疱が認められた.歯科治療から15日という短期間で死亡した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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