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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻1号

2002年01月発行

文献概要

症例報告

広範囲皮下型サルコイドーシスの1例

著者: 飛澤慎一1 柏木孝之2 真鍋公1 浅野一弘1 高橋英俊1 山本明美1 橋本喜夫1 飯塚一1

所属機関: 1旭川医科大学皮膚科学教室 2町立中標津病院皮膚科

ページ範囲:P.57 - P.59

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 52歳,女性.両側肘・右下腿前面に10cmに及ぶ局所熱感を伴う板状の皮下硬結を認めた.皮膚生検で類上皮細胞肉芽腫を認め,リゾチームの高値も認められた.ACE正常.ツベルクリン反応弱陽性.耐糖能試験で境界型糖尿病が証明された.皮下結節が増大してきたためステロイド局注療法を施行し,皮下結節の縮小が認められた.本邦における10 cm以上の広範囲多発皮下型サルコイドーシスを集計し,若干の考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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