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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻11号

2002年10月発行

文献概要

症例報告

青黒色調を呈した皮膚混合腫瘍の1例

著者: 松下貴史1 常深祐一郎1 長山隆志1 高橋毅法1 玉木毅1

所属機関: 1国立国際医療センター皮膚科

ページ範囲:P.955 - P.957

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 42歳,女性.顔面に生じた皮膚混合腫瘍の1例を報告した.右鼻翼の7×6×6mm,青黒色調〜常色を呈する弾性硬の小結節で,病理組織学的に表皮との連続性のない腫瘍塊を真皮上層から下層にかけて認めた.腫瘍は上皮性成分と間質により構成されており,上皮性成分はapocrine系分化,毛包系分化を示し,間質は粘液腫様で一部軟骨様を示す部分も認めた.皮膚混合腫瘍は通常,常色ないし紅色を呈することが多く,自験例のように青黒色調を呈することは比較的稀と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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