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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻11号

2002年10月発行

文献概要

症例報告

Giant cell tumor of tendon sheathの2例

著者: 武藤潤1 齋藤京1 大畑恵之1 小澤雅邦2

所属機関: 1稲城市立病院皮膚科 2小沢皮膚科

ページ範囲:P.961 - P.963

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 症例1:60歳,男性.左第3趾末節骨背側に1.4cm大,弾性硬で下床と癒着し半球状に隆起する多房性皮下結節.症例2:13歳,女性.左拇指MP関節尺側の1cm大,弾性硬,無症候性の皮下結節.両症例ともMRIで,T1強調,T2強調にて筋組織よりも低信号を示す腫瘤であり,骨侵食像を認めなかった.全摘術施行し,病理学的に組織球類似細胞が胞巣を形成し,巨細胞が散在していた.Giant cell tumor of tendon sheathの診断と進展度の評価におけるMRIの有用性につき考察する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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