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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻11号

2002年10月発行

症例報告

人工真皮の繰り返し使用が有効であった骨露出を含む外傷性皮膚全層欠損の1例

著者: 西藤由美1 奈良武史1 若林晃子1 竹中秀也1 岸本三郎1

所属機関: 1京都府立医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.981 - P.983

文献概要

 7歳,女児.交通事故にて右側頭部を受傷し,直径5cm大の皮膚全層欠損創を認め,中央部は直径3cmの範囲で骨膜が欠損し,骨が露出していた.皮膚全層欠損創に対し,人工真皮植皮術を施行したが骨露出部は肉芽組織の形成が思わしくなかったため,約1か月間に計4回の人工真皮植皮術を繰り返し行い,十分な肉芽組織の形成を得た後,頭部より採皮し二次植皮を行い,良好な経過を得た.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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