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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻11号

2002年10月発行

文献概要

臨床統計

糖尿病患者における足白癬の罹患率

著者: 鈴木健司1 白井滋子2 伊東武志3 森田浩3 中村浩淑3 瀧川雅浩1

所属機関: 1浜松医科大学皮膚科学教室 2富士宮市立病院皮膚科 3浜松医科大学第二内科

ページ範囲:P.989 - P.992

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 1999年4月〜2001年3月までの2年間に浜松医科大学第二内科に糖尿病教育入院した患者の足を診察し,真菌感染の有無を苛性カリ法などで検査し足白癬の罹患率を調べた.また,男女の性,年齢,糖尿病のコントロール状態(HbA1c)で罹患率に差があるかを検討した.
 1999年度は50名(男21名,女29名),2000年度は58名(男34名,女24名)の合計108名が受診した.足白癬の罹患率は56%(男56%,女56%)で男女の性差は認めなかった.年齢においては30歳代以上でほぼ横ばいで,年齢が上昇するにつれて罹患率が上昇する傾向はなかった.糖尿病のコントロール状態との関係は,コントロールが悪い群においてコントロール状態と罹患率は相関関係にあった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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