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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻13号

2002年12月発行

文献概要

症例報告

トラニラストが奏効した両側足底線維腫症の1例

著者: 渡辺昭洋1 神谷受利1 鈴木康彦2 小野謙三2

所属機関: 1公立陶生病院皮膚科 2公立陶生病院病理部

ページ範囲:P.1172 - P.1174

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 62歳,男性.糖尿病の加療中に,両側足底線維腫症を発症した.初診時の病理組織像は増殖期であった.トラニラスト投与1か月にて歩行時の疼痛が改善し,2か月後のMRI検査では腫瘤の縮小がみられた.線維腫症に対する保存的療法として,トラニラスト内服を試みる価値があると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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