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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻2号

2002年02月発行

文献概要

症例報告

Lichen aureusの1例

著者: 藤本篤嗣1 村田隆幸2 天谷雅行1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室 2佐野厚生総合病院皮膚科

ページ範囲:P.124 - P.126

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 70歳,男性.右足内顆に自覚症状を伴わない丘疹が集簇し,赤褐色調を呈する局面を認めた.病理組織学的に真皮浅層にリンパ球主体の帯状の細胞浸潤,赤血球の血管外漏出像,およびヘモジデリンの沈着がみられ,臨床所見と併せてlichen aureus(lichen purpuricus)と診断した.プロピオン酸クロベタゾール軟膏の外用にて皮疹は消退傾向を示した.本症の疾患概念について若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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