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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻2号

2002年02月発行

文献概要

症例報告

限局性多発性神経線維腫の2例

著者: 戸崎裕子1 前田学2 岩田仁3 笹岡郁乎2

所属機関: 1岐阜県厚生農業協同組合連合会揖斐総合病院皮膚科 2県立岐阜病院皮膚科 3県立岐阜病院病理診断部

ページ範囲:P.158 - P.160

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 症例1は49歳,男性(農業).初診の7〜8年前より左胸部,上腕に多数の小腫瘤が出現し,徐々に増加してきた.症例2は48歳,女性(介護福祉士).20数年前より左腰部の数個の小結節に気づいていたが,1999年1月頃より尋常性天疱瘡を合併し入院.両例とも大きな腫瘤のみ切除したが,組織所見は神経線維腫の典型像を示した.カフェ・オ・レ斑やその他の皮疹はみられなかったため,限局性多発性神経線維腫と診断した.自験例を含めた58例の本邦報告例について統計的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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