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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻2号

2002年02月発行

症例報告

美容目的の注射によるMycobacterium abscessus感染症の2例

著者: 和田直子1 佐々木裕子1 石河晃2

所属機関: 1日本鋼管病院皮膚科 2慶應義塾大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.164 - P.166

文献概要

 61歳と58歳の姉妹.ともに顔の皺とりの目的で某所で顔面に注射を行った部位に,膿瘍を伴う紅色結節が出現した.膿および皮膚組織培養の結果,Mycobacterium abscessusが検出された.セファクロル,塩酸ミノサイクリン,イソニアジド内服は無効,クラリスロマイシン,レボフロキサシン内服が有効であった.約1年で瘢痕治癒したが,醜形を残した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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