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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻2号

2002年02月発行

症例報告

手術療法と電磁波による温熱療法を併用した皮膚Mycobacterium marinum感染症の1例

著者: 長谷川和佳子1 橘敏明1 伊藤薫1 貝瀬明2 伊藤雅章1

所属機関: 1新潟大学大学院医歯学総合研究科分子細胞医学専攻細胞機能講座皮膚科学分野 2立川綜合病院皮膚科

ページ範囲:P.168 - P.170

文献概要

 84歳,女性.初診の1か月前より右前腕に紅色丘疹が出現し潰瘍化した.組織学的に抗酸菌を証明し,生検組織の培養で4週後にコロニーを形成し,DNA-DNAハイブリダイゼーション法を用いてMycobacterium marinumと同定した.クラリスロマイシン,スパルフロキサシン,イソニアジドによる化学療法に抵抗性であったため,外科的切除を行い,塩酸ミノサイクリンを追加するとともに,電磁波による温熱療法を併用した.術後1年11か月を経過するが,再発を認めない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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