患者:46歳,男性.
初診:1999年8月14日.
雑誌目次
臨床皮膚科56巻3号
2002年03月発行
雑誌目次
カラーアトラス
原著
成人型アトピー性皮膚炎における心理社会的増悪因子の評価と治療への反映
著者: 草間美紀 , 米本広明 , 井上奈津彦 , 上出良一
ページ範囲:P.195 - P.198
近年,アトピー性皮膚炎(atopic dermatitis;AD)の増悪,遷延化には心理社会的要因が関与していると指摘されている.今回,筆者らは傾聴を主体とした診療にて心理社会的要因を解析し,治療への反映を検討した.成人AD患者31名中29名(93.5%)に心理社会的増悪因子が認められた.対象患者を4群に分類した.0群:心理社会的要因が皮疹増悪に関与していない群(2名),1群:精神科的に大きな問題はないが,職業,家庭,学業などのストレスで皮疹が増悪している群(24名),2群:過敏性腸症候群など他の心身症や心気症を合併しているが,皮膚科定期通院が可能である群(3名),3群:うつ病,人格障害などを有し,精神科的治療が優先される群(2名)とした.予後調査では1群の大多数で皮疹の改善が持続していた.2,3群では精神科との連携を要するが,大半を占める1群では皮膚科医による心身医学的アプローチが重要であると考えられた.
臨床統計
小児汎発性膿疱性乾癬に対する予後アンケート調査
著者: 櫻根幹久 , 古川福実
ページ範囲:P.199 - P.202
小児汎発性膿疱性乾癬(JGPP)の最近の予後調査アンケートを実施した.その結果をもとに,最近の治療の傾向,効果および予後について,以前に報告された厚生省稀少難治性皮膚疾患調査研究班によるJGPPの全国調査(1961〜1991年)と比較検討した.病型,先行病変,誘発因子・悪化因子,臨床症状,検査所見は同様の傾向であった.治療は,以前の調査同様に,エトレチナートが主体を占めたが,シクロスポリン,コルヒチンが増加していた.予後は,死亡例がなく,治癒例が増加し,統計学的にも改善していた.しかし,前回同様,長期にわたり膿疱化を繰り返す症例も約40%あった.また,再発例も半数以上を占め,そのうち5回以上繰り返す例も過半数を超えた.シクロスポリン使用例では,再発症例は少なかった.今回のアンケート調査より,JGPPの治療は,他剤の副作用を考慮するとシクロスポリンも1つの選択しうる治療の柱となることがわかった.
今月の症例
Neutrophilic eccrine hidradenitisの1例
著者: 木本雅之 , 布袋祐子 , 河原由恵 , 谷川瑛子 , 天谷雅行
ページ範囲:P.203 - P.205
33歳,女性.急性骨髄性白血病に対してシタラビンを主とした化学療法を施行中に全身に毛嚢炎様紅色丘疹が出現,組織学的にエクリン汗腺らせん部周囲の好中球浸潤と腺上皮細胞の壊死,空胞化変性を認めた。皮疹は化学療法終了後に無治療にて自然消退した.Neutrophilic eccrine hidradenitis(NEH)は悪性腫瘍に対する化学療法施行中の患者に出現する一種の中毒疹としてとらえられており,その病態は薬剤に対するエクリン汗腺の反応性変化と考えられている.白血病などの血液疾患に対する化学療法中に出現することが多く,皮膚科医が日常診療において念頭におくべき疾患と考える.
症例報告
セファクロルによるアナフィラキシーショック—内服テスト(漸増法)により不応性がみられた1例
著者: 国定充 , 足立厚子 , 酒井真紀子 , 松本聡子 , 林一弘
ページ範囲:P.206 - P.209
58歳,女性.感冒にてセファクロル(CCL)など6剤を内服した.内服30分後,薬剤性アナフィラキシーショックが出現した.使用薬剤のスクラッチテストでCCLが強陽性を示した.CCL以外の内服テストはすべて陰性であった.CCLは常用量の1/1,000量より開始し,3日間で常用量まで漸増する方法で内服テストを施行したが,症状誘発をみなかった.しかし,3日間の休薬の後に再度常用量を内服したところ,15分後より明らかな陽性所見を得た.内服テスト(漸増法)の経過中に一時的に不応性となり,内服テストが偽陰性を示したものと考えた.さらにCCLを少量より開始,漸増し,維持量を内服し続けることにより,脱感作が成立する可能性があることを示唆する所見であると考えた.
ベザフィブラートによる薬疹の1例
著者: 順毛直弥 , 狩野葉子 , 塩原哲夫
ページ範囲:P.210 - P.213
59歳,女性.ベザフィブラートの内服開始5日目から皮疹と発熱を生じ,急激に拡大した.重症型薬疹への進展が危惧されたが,早期にステロイドを投与し軽快が得られた.ベザフィブラートは高脂血症に対して広く使われているが,本剤による薬疹の報告は本邦では数例のみであった.原因検索として,パッチテストとDLSTをステロイド内服中に施行し,ともに陽性であった.本剤のような高脂血症治療薬は,副作用が比較的少ないとされているが,重症の薬疹を生じる可能性があり注意する必要がある.
絶食に伴うケトーシスと発疹の出現に相関のみられた色素性痒疹の1例
著者: 渡辺昭洋 , 森聖 , 浅井寿子 , 稲葉浩子
ページ範囲:P.214 - P.217
29歳,男性.初診の1か月前からアルコール依存症となり,食欲が低下した.ほぼ絶食状態となって4日目より,胸・背部に瘙痒を伴う紅色丘疹が出現した.その後,5か月間にわたり血中ケトン体と皮疹との関係を観察したところ,ケトーシスと皮疹の発生には相関がみられた.さらにミノサイクリンは,誘因と思われたケトーシスによる皮疹の再発を抑制した.
透析患者に発症した汗孔角化症
著者: 安西三郎 , 藤原作平 , 高安進 , 今川全晴
ページ範囲:P.219 - P.221
46歳,女性.腹膜透析開始5年後,左下肢内側に線状に配列する褐色角化性皮疹が出現した.病理組織像にてcornoid lamellaを認め汗孔角化症と診断した.透析患者に発症する種々の皮膚病変が知られているが,汗孔角化症の発症は稀である.
塩酸ミノサイクリンが奏効した融合性細網状乳頭腫症の1例
著者: 森香苗 , 児島壮一 , 野崎重之
ページ範囲:P.222 - P.224
融合性細網状乳頭腫症(PCR)の19歳,男性.皮疹の分布範囲が広く,臀部,下肢にまで皮疹をみた.肥満,糖尿病などの内分泌疾患の合併はなかった.塩酸ミノサイクリンの内服にて皮疹は急速に消退し,従来報告されているように,その有効性が確かめられた.PCRの病因や塩酸ミノサイクリンの効果について考察を加えて報告する.
陰茎に多発した石灰沈着症の1例
著者: 原藤玲 , 原田玲子 , 海老原全
ページ範囲:P.225 - P.227
17歳,男性.陰茎に径12mm以下の結節が多発し,左上眼瞼に単発性の扁平小結節が認められた.また,両眼瞼を中心として顔面に稗粒腫様小丘疹が多数認められた.組織学的に陰茎では真皮浅層から深層に,上眼瞼では真皮浅層に,塊状物質ないし顆粒状物質が認められ,同物質はコッサ染色にて黒褐色に染色された.本症例は基礎疾患や外傷などの既往が明らかでなく,組織学的にも先行病変を示唆する所見に乏しいことから,idiopathic calcinosisである可能性が考えられた.陰茎石灰沈着症は稀であり,筆者らが調べえた限りでは,idiopathic calcinosisとしての報告例は自験例を含めて6例のみであった.
8トリソミー患者にみられたWeber-Christian病の1例
著者: 瀧澤一 , 鈴木拓 , 大西誉光 , 高橋久 , 渡辺晋一
ページ範囲:P.228 - P.230
14歳,女児.9歳時に再生不良性貧血を疑われ,ウベニメクス(ベスタチン®)を2年間内服した.初診の5か月前より両下腿に有痛性の皮疹が繰り返し出現し,10日前より発熱,全身倦怠感を生じた.ステロイドの全身投与,外傷や皮下注射の既往はなかった.一般検査では,炎症反応のほかに赤血球,血小板の減少がみられた.両下腿および足関節に貨幣大の発赤,腫脹,圧痛を伴う皮下結節が数個存在していた.組織は好中球からなるlobular panniculitisの像を呈していたが,泡沫細胞の浸潤や血管炎の所見はみられなかった.プレドニゾロン30mg/日の内服を開始し,発熱および皮疹は速やかに消退し,貧血の若干の改善がみられた.さらに骨髄像に異常はなかったが,8番染色体のトリソミーが認められた.
壊死性筋膜炎の早期例
著者: 北島進司 , 山本あい , 徳田瑞子 , 菅野重 , 久野芳範 , 辻卓夫
ページ範囲:P.231 - P.233
82歳,女性.右前腕を猫にかまれた後,前腕と手背に紅斑と腫脹を生じた.蜂窩織炎の疑いで,入院にてフロモキセフの点滴静注を施行したが,3日で紅斑は上腕に,圧痛の範囲は右肩と右胸にまで拡大した.血液検査上DICの徴候を示したため,壊死性筋膜炎を疑い,紅斑と腫脹の強い前腕部を深筋膜直上まで切開し,皮下脂肪織と深筋膜との間を用手的に剥離し開放とし,抗生剤はピペラシリンとイミペネムの2剤併用とした.その後,皮疹,検査所見とも改善したが,右肘の紅斑と硬結が増悪したため,同部を切開・開放とし,ミノサイクリンを追加した.その後,手背に紅斑と圧痛が残ったが,メロペネムとミノサイクリンの点滴で軽快した.発症3日後に生検した前腕の紅斑部の組織では,皮下組織の最深部を中心に,密な好中球の浸潤と球菌の集塊がみられ,壊死性筋膜炎の早期の組織所見と思われた.
敗血症性ショックを伴ったAeromonas感染症の1例
著者: 光戸勇 , 蕪城裕子 , 石田浩
ページ範囲:P.234 - P.235
57歳,男性.初診2日前から右下肢の腫脹・疹痛が出現した.翌日某医を受診し,入院加療を受けたが,血圧低下と尿量減少が出現し,当院救急部へ搬送された.ICUにて加療を行うも8時間後に死亡,静脈血と右下腿膿分泌液よりAeromonas属桿菌が分離された.既往歴にアルコール性肝障害があり,49歳時に入院治療を行った後,治療せず飲酒を続けていたとのことである.
性器ヘルペスより続発したKaposi水痘様発疹症の2例
著者: 佐藤香織 , 本田まりこ , 小松崎眞 , 太田真由美 , 石地尚興 , 新村眞人
ページ範囲:P.237 - P.239
症例1は19歳,女性.アトピー性皮膚炎にて加療中,外陰部に水疱が出現し,顔面,躯幹に拡大した.外陰部,顔面より単純ヘルペスウイルス1型を分離した.症例2は33歳,女性.アトピー性皮膚炎にて加療中,外陰部に水疱が出現し,頸部,躯幹に拡大した.外陰部,胸部より単純ヘルペスウイルス2型を分離した.抗体価の推移より,症例1は単純ヘルペスウイルス1型,症例2は単純ヘルペスウイルス2型の性器ヘルペスの初感染に続発したKaposi水痘様発疹症と診断した.単純ヘルペスウイルス初感染年齢の上昇や成人アトピー性皮膚炎患者の増加から,今後,性器ヘルペスに続発するKaposi水痘様発疹症が増加することが懸念される.
多発性骨髄腫を伴った全身性強皮症の1例—両側胸部皮下に埋め込まれた異物との関連について
著者: 武藤美香 , 福澤正男 , 松原麻貴 , 徳田安孝 , 斎田俊明
ページ範囲:P.240 - P.243
74歳,男性.約40年前に健康のための民間療法として両側胸部に異物を埋め込まれた.73歳時に直腸癌で手術,UFTを内服していたが,強皮症症状が出現したため中止.精査の結果,多発性骨髄腫を伴った全身性強皮症と診断.男性で発症年齢が高く,短期間で皮膚硬化が進むなど非定型的であり,胸壁異物が原因のヒトアジュバント病として生じた全身性強皮症と多発性骨髄腫を疑った.胸壁異物を摘出し,成分分析,組織学的,電顕的に検討したところ,異物の本体はカルシウムアパタイトと判明した.組織学的にも炎症所見に乏しく,異物反応も認めないことから,ヒトアジュバント病としての全身性強皮症,多発性骨髄腫の可能性は低いと考えた.
白斑を合併し,原発巣の部分退縮を示した悪性黒色腫の1例
著者: 福沢正男 , 山崎自子 , 松本和彦 , 斎田俊明
ページ範囲:P.245 - P.248
84歳,女性.80歳頃から顔面,四肢に白斑が出現し,84歳時,左足踵の黒色皮疹を偶然に発見された.左足踵内側部に軽度の瘢痕状皮疹を認め,そこに直径2mmの灰青色結節と1.5cm大までの3個の色素斑が認められた.全身検索の結果,外腸骨リンパ節に転移を認めた.原発巣部は全摘し,左鼠径,外腸骨リンパ節郭清術を施行.組織学的に原発巣の結節部には黒色腫細胞が残存し,周囲に瘢痕とTリンパ球浸潤を伴っていた.術後DAV-IFNβ療法を行い退院し,術後24か月経過した現在まで転移,再発は認められない.原発巣の退縮と白斑の形成に,黒色腫細胞を標的とするヒト白血球抗原拘束性の細胞障害性Tリンパ球の関与が推定された.白斑を合併した悪性黒色腫を文献的に検討した.
著明に腫大した陰嚢を呈したB細胞リンパ腫
著者: 遠藤元宏 , 上杉典子 , 篠田京香 , 廣崎邦紀 , 濱田重雄 , 松坂英信 , 嵯峨賢次 , 神保孝一
ページ範囲:P.249 - P.251
61歳,男性.1998年9月,陰嚢に紅斑,浮腫,下腹部の硬結が生じた.病理組織像では,真皮上層から皮下脂肪織にかけて稠密な腫瘍細胞の浸潤を認めた.サザンプロット法にて免疫グロブリンH鎖で遺伝子再構成を認め,B細胞リンパ腫と診断した.CHOP4クール,放射線療法を行うも,治療抵抗性であった.治療に伴いリンパ腫の悪化を認め,発症後4か月という短い経過で永眠された.本症例は,著明に腫大した陰嚢を呈し,著明な細胞浸潤を認め,稀な1例と考えられた.
有棘細胞癌との鑑別を要した皮膚白血病の1例
著者: 佐藤友隆 , 永尾圭介 , 松本博子 , 杉浦丹
ページ範囲:P.253 - P.255
76歳,男性.左側頭部の疼痛および皮疹を主訴に来院し,25mm径の腫瘤を認めた.黒色の痂皮を取り除くと,中央白色の壊死組織を付着するクレーター状の潰瘍を認めた.組織学的に表皮は不規則に延長し,真皮内に軽度の核異型を伴う有棘細胞の不整な島嶼状ないし巣状の増殖を認めた.真皮,皮下組織では円形細胞の密な浸潤を認めた.円形細胞は大小不同,核分裂像を伴った.末梢血,骨髄生検と併せて急性骨髄単球性白血病(AMML, FAB M4)の皮膚浸潤と診断した.表皮の変化は有棘細胞癌との鑑別を要したが,ケラチノサイトの異型性に乏しいこと,主病変を真皮,皮下組織に認めたことより偽癌性増殖と考えた.急激な経過をとり,化学療法開始後4日で死亡した.急激に増大する腫瘤の鑑別診断として皮膚白血病も考慮する必要がある.
電気凝固術後,長期間経過後に再発したケラトアカントーマ
著者: 安保緑 , 清原隆宏 , 熊切正信
ページ範囲:P.256 - P.258
85歳,女性.外科的治療後,4年半を経て顔面にケラトアカントーマが再発した.自験例のように,術後長期間を経ての再発例はこれまでに報告がない.組織学的には構築はケラトアカントーマそのものであったが,腫瘍細胞の核異型性,異常分裂像を少なからず認め,有棘細胞癌である可能性を否定しきれなかった.
高カルシウム血症をきたした頭部巨大有棘細胞癌の1例
著者: 小芦雄介 , 苅谷清徳 , 西尾栄一 , 辻卓夫
ページ範囲:P.259 - P.262
48歳,男性.幼少時から後頭部にあざのようなものがあり,初診の約2年前から大きくなってきたことに気づいたものの放置していたが,あまりにも増大したため近医を受診し,当科を紹介され初診となった.初診時,頭部に径22×19cm大の巨大な腫瘤を認めた.全身CTにて転移の所見はなかったが,頭蓋骨が広範囲に欠損し,腫瘍が硬膜に浸潤していた.また高カルシウム血症と,副甲状腺ホルモン関連蛋白の上昇を認めた.高カルシウム血症は補液により速やかに改善したが,腫瘍は手術適応がなく,化学療法,放射線療法にて治療した.
多発性Bowen病患者に生じた有棘細胞癌の1例
著者: 早川あずさ , 中井章淳 , 岸本三郎 , 安野洋一 , 小西啓介
ページ範囲:P.263 - P.265
64歳,男性.1955年頃,顔面の皮疹の治療目的で“劇薬”を2か月間内服し,その後手足に角化性丘疹が多発した.4年前に右肩,右大腿,右第1趾背に多発性にBowen病が生じ,切除術を受けた.さらに,2年前より右第3指に紅斑が出現し,1年前より潰瘍化した.組織学的に有棘細胞癌であった.本例はヒ素角化症およびそれに続発した有棘細胞癌と考えた.広範囲切除・植皮術後よりエトレチナート内服を開始,角化性丘疹は平坦化し,再発・転移などの所見はなく,現在も内服のうえ,経過観察中である.
広範囲切除とIL−2療法を試みた悪性血管内皮細胞腫の1例
著者: 和田直子 , 佐々木裕子 , 石河晃 , 角地智加子
ページ範囲:P.267 - P.270
79歳,女性.頭頂部の2×2.8cm大の結節と,その周囲に幅3cmの紅斑が認められ,組織学的に悪性血管内皮細胞腫であった.広範囲切除術とインターロイキン−2(IL−2)療法(局注,静注)により治療したが,局所再発し,放射線療法を追加したが無効であった.結果的に予後を改善できなかった.
Malignant peripheral nerve sheath tumorの1例
著者: 和泉智子 , 神谷秀喜 , 佐藤美貴 , 市橋直樹 , 北島康雄
ページ範囲:P.271 - P.274
63歳,女性.von Recklinghausen病の既往はなし.後頸部に58×110×40mmの巨大腫瘤があったため可及的に切除し,mesh graftで植皮した.腫瘍上部の組織は紡錘形の核と細長い胞体を持つ細胞が波状に増殖し,neurofibroma様の所見を呈した.腫瘍下部は異型性の強い紡錘形細胞が主体で,一部粘液腫様の細胞の混在もみられた.免疫組織学的検査ではS−100,NSEが陽性を示した.以上よりmalignant peripheral nerve sheath tumorと診断した,術後13か月を経過した頃より,植皮下に腫瘤が再発したため再度腫瘍を切除し,電子線照射50Gyを行った.組織は前回と同様であった.7か月後,右頸部にリンパ節転移をきたしたため,さらに電子線を50Gy追加照射した.現在のところ遠隔転移は認めていない.
連載
Clinical Exercises・108—出題と解答
著者: 古江増隆
ページ範囲:P.243 - P.243
215
誤りはどれか.
A:Hansen病に伴うerythema nodosum leprosumにはサリドマイドが有効である.
海外生活16年—出会った人・学んだこと・15
著者: 神保孝一
ページ範囲:P.280 - P.280
ハーバード大学医学部皮膚科学講座におけるレジデントの研修(その7)
レーザー治療とRox Anderson助教授
PUVA療法のパニックが終わりに近づくにつれ,J Parrishは2つの研究に取り組み始めていた.その1つは光免疫学の研究である.これは彼自身の基礎研究活動の主要テーマでもあった.しかし,この研究活動を始めたのはレジデント終了間近であったが,基礎研究の修錬を積んでいない者が研究を始める時期としては少し遅く,彼自身が最先端の研究レベルまで達することは困難であったと思われる.しかし,ハーバード大学皮膚科学講座のFitzpatrick教授の後任として選出された直後に,米国研究皮膚科学会でのモンタニア記念講演の演者として選ばれたときには光免疫学の講演を行った.
もう1つの研究は,レーザー治療法の開発であった.レーザーそのものに対する興味は彼がレジデントになった当初から持っていた.MGHに付属している古い研究棟の小さな研究室で研究活動が始められた.当時は現在のような立派なレーザーの機械がなく,レーザー光が剥き出しの機械から放出され,ミラーにぶつかり,そのミラーの反射を回転プリズムの原理を応用して,断続的にパルスを起こさせ,パルス照射療法を行うといったものであった.しかし,この研究はその後ベトナム戦争終了後,多くの研究費の援助がこのようなレーザーに関連した仕事に向けられたため,多額の研究費が与えられるということとなり,飛躍的に伸びていった.
治療
エトレチナートが奏効した皮膚硬化型慢性移植片対宿主病の1例
著者: 鈴木洋介 , 畑康樹 , 原藤玲 , 田中勝 , 西川武二 , 森毅彦 , 渡辺玲子 , 岡本真一郎
ページ範囲:P.275 - P.277
33歳,男性.急性骨髄性白血病に対して非血縁者間同種骨髄移植を行った.急性移植片対宿主病(graft-versus-host disease;GVHD)はみられなかった.苔癬型慢性GVHDの皮疹が移植の6か月後に出現したが,ステロイド・免疫抑制剤にて軽快した.移植から2年4か月後に上肢および躯幹に皮膚の硬化が出現した.生検にて真皮の膠原線維の増生がみられ,硬化型の慢性GVHDと診断した.ステロイド・免疫抑制剤増量にて軽快しなかったため,エトレチナート40mg/日の投与を開始したところ,約1か月後から皮膚の硬化が軽快傾向を示した.エトレチナートの皮膚硬化に対する有効性は確立されていないが,近年の研究成果からその可能性が示唆されている.これまで硬化型慢性GVHDに対してエトレチナートを用いた報告は本邦ではみられず,さらなる症例の集積が,今後強皮症を含めた皮膚硬化の機序の解明にも役立つことが期待される.
印象記
「第6回アジア皮膚科学会」印象記
著者: 清水宏
ページ範囲:P.278 - P.279
2001年11月11日から13日まで,タイのバンコク市において,第6回アジア皮膚科学会(Chair—man:Prof Takeji Nishikawa, Keio University)が開催されました.今学会の会頭は,タイのIn—stitute of DeramtologyのチーフであるDr Preya Kullavanijayaでした.世界の20か国余りから1,000名を超える多数の出席者があり,大変賑やかで華やいだ学会となりました.日本からもおよそ40人程度の皮膚科医が参加しました.11月のタイはちょうど乾期にあたり,1年の中で最も過ごしやすい時期といわれています.特に今回の学会期間前後は非常に活動しやすい気候でした.最高気湯が30℃を超えることもありましたが,雨が降ることはなく,昼間はスーツで外を歩き回ると多少汗ばむ程度,夜も半袖で歩いても寒いことはありませんでした.秋とは名ばかりの寒い北海道から参加した私達にとっては,まさに楽園のような気候でした.
バンコク市の渋滞は世界的にも有名ですが,夜10時頃,空港からバンコク市内へ向かうときでさえもところどころに渋滞がありました.学会期間中も,朝,ホテルから会場へ向かうとき,そしてその帰りにもやはりバンコク名物の交通渋滞に巻き込まれました.しかし,その渋滞の中をタクシー運転手はまことにあざやかにクモのように走っていくわけです.最近は「スカイトレイン」と呼ばれる公共のモノレールのような交通手段が整い,渋滞が少し緩和されたそうです.
基本情報
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42巻7号(1988年7月発行)
42巻6号(1988年6月発行)
42巻5号(1988年5月発行)
42巻4号(1988年4月発行)
42巻3号(1988年3月発行)
42巻2号(1988年2月発行)
42巻1号(1988年1月発行)
41巻13号(1987年12月発行)
41巻12号(1987年11月発行)
41巻11号(1987年10月発行)
41巻10号(1987年9月発行)
41巻9号(1987年8月発行)
41巻8号(1987年7月発行)
41巻7号(1987年6月発行)
41巻6号(1987年5月発行)
41巻5号(1987年5月発行)
41巻4号(1987年4月発行)
41巻3号(1987年3月発行)
41巻2号(1987年2月発行)
41巻1号(1987年1月発行)
40巻12号(1986年12月発行)
40巻11号(1986年11月発行)
40巻10号(1986年10月発行)
40巻9号(1986年9月発行)
40巻8号(1986年8月発行)
40巻7号(1986年7月発行)
40巻6号(1986年6月発行)
40巻5号(1986年5月発行)
40巻4号(1986年4月発行)
40巻3号(1986年3月発行)
40巻2号(1986年2月発行)
40巻1号(1986年1月発行)
39巻12号(1985年12月発行)
39巻11号(1985年11月発行)
39巻10号(1985年10月発行)
39巻9号(1985年9月発行)
39巻8号(1985年8月発行)
39巻7号(1985年7月発行)
39巻6号(1985年6月発行)
39巻5号(1985年5月発行)
39巻4号(1985年4月発行)
39巻3号(1985年3月発行)
39巻2号(1985年2月発行)
39巻1号(1985年1月発行)
38巻12号(1984年12月発行)
38巻11号(1984年11月発行)
38巻10号(1984年10月発行)
38巻9号(1984年9月発行)
38巻8号(1984年8月発行)
38巻7号(1984年7月発行)
38巻6号(1984年6月発行)
38巻5号(1984年5月発行)
38巻4号(1984年4月発行)
38巻3号(1984年3月発行)
38巻2号(1984年2月発行)
38巻1号(1984年1月発行)
37巻12号(1983年12月発行)
37巻11号(1983年11月発行)
37巻10号(1983年10月発行)
37巻9号(1983年9月発行)
37巻8号(1983年8月発行)
37巻7号(1983年7月発行)
37巻6号(1983年6月発行)
37巻5号(1983年5月発行)
37巻4号(1983年4月発行)
37巻3号(1983年3月発行)
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37巻1号(1983年1月発行)
36巻12号(1982年12月発行)
36巻11号(1982年11月発行)
36巻10号(1982年10月発行)
36巻9号(1982年9月発行)
36巻8号(1982年8月発行)
36巻7号(1982年7月発行)
36巻6号(1982年6月発行)
36巻5号(1982年5月発行)
36巻4号(1982年4月発行)
36巻3号(1982年3月発行)
36巻2号(1982年2月発行)
36巻1号(1982年1月発行)
35巻12号(1981年12月発行)
35巻11号(1981年11月発行)
35巻10号(1981年10月発行)
35巻9号(1981年9月発行)
35巻8号(1981年8月発行)
35巻7号(1981年7月発行)
35巻6号(1981年6月発行)
35巻5号(1981年5月発行)
35巻4号(1981年4月発行)
35巻3号(1981年3月発行)
35巻2号(1981年2月発行)
35巻1号(1981年1月発行)
34巻12号(1980年12月発行)
34巻11号(1980年11月発行)
34巻10号(1980年10月発行)
34巻9号(1980年9月発行)
34巻8号(1980年8月発行)
34巻7号(1980年7月発行)
34巻6号(1980年6月発行)
34巻5号(1980年5月発行)
34巻4号(1980年4月発行)
34巻3号(1980年3月発行)
34巻2号(1980年2月発行)
34巻1号(1980年1月発行)
33巻12号(1979年12月発行)
33巻11号(1979年11月発行)
33巻10号(1979年10月発行)
33巻9号(1979年9月発行)
33巻8号(1979年8月発行)
33巻7号(1979年7月発行)
33巻6号(1979年6月発行)
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33巻4号(1979年4月発行)
33巻3号(1979年3月発行)
33巻2号(1979年2月発行)
33巻1号(1979年1月発行)
32巻12号(1978年12月発行)
32巻11号(1978年11月発行)
32巻10号(1978年10月発行)
32巻9号(1978年9月発行)
32巻8号(1978年8月発行)
32巻7号(1978年7月発行)
32巻6号(1978年6月発行)
32巻5号(1978年5月発行)
32巻4号(1978年4月発行)
32巻3号(1978年3月発行)
32巻2号(1978年2月発行)
32巻1号(1978年1月発行)
31巻12号(1977年12月発行)
31巻11号(1977年11月発行)
31巻10号(1977年10月発行)
31巻9号(1977年9月発行)
31巻8号(1977年8月発行)
31巻7号(1977年7月発行)
31巻6号(1977年6月発行)
31巻5号(1977年5月発行)
31巻4号(1977年4月発行)
31巻3号(1977年3月発行)
31巻2号(1977年2月発行)
31巻1号(1977年1月発行)
30巻12号(1976年12月発行)
30巻11号(1976年11月発行)
30巻10号(1976年10月発行)
30巻9号(1976年9月発行)
30巻8号(1976年8月発行)
30巻7号(1976年7月発行)
30巻6号(1976年6月発行)
30巻5号(1976年5月発行)
30巻4号(1976年4月発行)
30巻3号(1976年3月発行)
30巻2号(1976年2月発行)
30巻1号(1976年1月発行)
29巻12号(1975年12月発行)
29巻11号(1975年11月発行)
29巻10号(1975年10月発行)
29巻9号(1975年9月発行)
29巻8号(1975年8月発行)
29巻7号(1975年7月発行)
29巻6号(1975年6月発行)
29巻5号(1975年5月発行)
29巻4号(1975年4月発行)
29巻3号(1975年3月発行)
29巻2号(1975年2月発行)
29巻1号(1975年1月発行)
28巻12号(1974年12月発行)
28巻11号(1974年11月発行)
28巻10号(1974年10月発行)
28巻8号(1974年8月発行)
28巻7号(1974年7月発行)
28巻6号(1974年6月発行)
28巻5号(1974年5月発行)
28巻4号(1974年4月発行)
28巻3号(1974年3月発行)
28巻2号(1974年2月発行)
28巻1号(1974年1月発行)
27巻12号(1973年12月発行)
27巻11号(1973年11月発行)
27巻10号(1973年10月発行)
27巻9号(1973年9月発行)
27巻8号(1973年8月発行)
27巻7号(1973年7月発行)
27巻6号(1973年6月発行)
27巻5号(1973年5月発行)
27巻4号(1973年4月発行)
27巻3号(1973年3月発行)
27巻2号(1973年2月発行)
27巻1号(1973年1月発行)
26巻12号(1972年12月発行)
26巻11号(1972年11月発行)
26巻10号(1972年10月発行)
26巻9号(1972年9月発行)
26巻8号(1972年8月発行)
26巻7号(1972年7月発行)
26巻6号(1972年6月発行)
26巻5号(1972年5月発行)
26巻4号(1972年4月発行)
26巻3号(1972年3月発行)
26巻2号(1972年2月発行)
26巻1号(1972年1月発行)
25巻13号(1971年12月発行)
特集 小児の皮膚疾患
25巻12号(1971年12月発行)
25巻11号(1971年11月発行)
25巻10号(1971年10月発行)
25巻9号(1971年9月発行)
25巻8号(1971年8月発行)
25巻7号(1971年7月発行)
特集 基底膜
25巻6号(1971年6月発行)
25巻5号(1971年5月発行)
25巻4号(1971年4月発行)
25巻3号(1971年3月発行)
25巻2号(1971年2月発行)
25巻1号(1971年1月発行)
24巻12号(1970年12月発行)
24巻11号(1970年11月発行)
24巻10号(1970年10月発行)
24巻9号(1970年9月発行)
24巻8号(1970年8月発行)
24巻7号(1970年7月発行)
24巻6号(1970年6月発行)
24巻5号(1970年5月発行)
24巻4号(1970年4月発行)
24巻3号(1970年3月発行)
24巻2号(1970年2月発行)
24巻1号(1970年1月発行)
23巻12号(1969年12月発行)
23巻11号(1969年11月発行)
23巻10号(1969年10月発行)
23巻9号(1969年9月発行)
23巻8号(1969年8月発行)
23巻7号(1969年7月発行)
23巻6号(1969年6月発行)
23巻5号(1969年5月発行)
23巻4号(1969年4月発行)
23巻3号(1969年3月発行)
23巻2号(1969年2月発行)
23巻1号(1969年1月発行)