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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻4号

2002年04月発行

文献概要

症例報告

スピロノラクトンが原因と考えられる扁平苔癬型薬疹の1例

著者: 永岡譲1 大河内仁志1 中村晃一郎1 玉置邦彦1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科外科学専攻感覚・運動機能医学皮膚科学分野

ページ範囲:P.325 - P.327

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 スピロノラクトン(ラッカルミン®)による扁平苔癬型薬疹の1例を報告する.症例は63歳,女性.本態性高血圧の治療のためスピロノラクトン(ラッカルミン®)1日50mg内服6年後より,四肢に紫紅色の隆起性皮疹が出現した.組織は典型的で,パッチテストとリンパ球幼若化試験は陰性.薬剤中止により皮疹は約2か月で色素沈着を残して消退した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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