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症例報告
シクロホスファミドが有効であったpityriasis lichenoides et varioliformis acutaの1例
著者: 新田悠紀子1
所属機関: 1加茂病院皮膚科
ページ範囲:P.331 - P.333
文献購入ページに移動 13歳,男児.既往歴に先天性IgA欠損症があり,全身に孤立性壊死性丘疹を多数生じ来院した.組織所見で表皮内のリンパ球,赤血球侵入,乳頭層に帯状のリンパ球の浸潤と出血を認め,pityriasis lichenoides et varioliformis acutaと診断した.プレドニゾロン,ミノサイクリン,DDS(diaphenyl—sulfone)内服2か月後も改善しないため,シクロホスファミド(cyclophosphamide;CPA)を投与し,内服1か月後,皮疹は消退した.CPA内服中止後3年間,再発はない.
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