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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2002 3.新しい検査法と診断法
メラノーマの新しいTNM分類・病期分類(AJCC,2001)
著者: 宇原久1
所属機関: 1信州大学医学部皮膚科学教室
ページ範囲:P.84 - P.89
文献購入ページに移動 2001年にAJCCよりメラノーマの新病期分類が発表された.新分類は2002年のAJCC第6版より採用され,またUICCもこの新分類を受け入れるようである。主な変更点は,①Tの評価は主にtumor thicknessと潰瘍の有無によってなされ,T1以外はClarkのlevelを使用しない.T1:1.0mm以下,T 2:1.01〜2.0,T 3:2.01〜4.0,T4:>4mmとする.②Nは転移リンパ節の個数で評価し,リンパ節転移の確認が術前に臨床的になされたのか,sentinelリンパ節生検か予防的郭清後に病理組織学的に発見されたのかを分ける.③Mは肺転移を独立させ,血清LDH値を評価に反映させる.④病期I〜IIIでは,潰瘍が存在した場合は病期を悪いほうに移行させる.⑤衛星病変はin-transit転移と同様に扱いNに分類する.
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