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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2002 4.皮膚疾患治療のポイント
Vbeamによる血管病変の治療
著者: 谷田泰男1
所属機関: 1谷田皮膚科医院
ページ範囲:P.123 - P.128
文献購入ページに移動 Vbeamはこれまでのダイレーザー治療と異なり冷却装置を持ち,皮膚表面を冷却し,これまでより強い出力でレーザー照射が可能である.また,発振波長595nmと長くなり,皮膚のより深い位置までレーザー光が到達可能となった.さらにパルス幅1.5〜40 msecと時間が長くなったことにより,これまでのレーザー治療で起きた水疱形成と紫斑形成がなく,照射直後より日常の生活が可能である.また3×10mmの楕円形のレーザー照射が可能であり,毛細血管拡張症の場合に病変部以外へのレーザー照射を避けることができるなど,旧型による治療と大きな違いがある.
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