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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2002 4.皮膚疾患治療のポイント
術後早期入浴と術後創における消毒の検討
著者: 木村裕1 水芦政人1 角田孝彦1
所属機関: 1山形市立病院済生館皮膚科
ページ範囲:P.129 - P.133
文献購入ページに移動近年,術後の創のポビドンヨード製剤(以下,PI剤)による消毒の是非について論議されている.そこで,術後創を二分し,片方を10%PI剤消毒,もう片方を生理食塩水外用とし抜糸時まで観察,PI剤消毒により創治癒の遅延がみられるかどうかを検討した.1例を除き両部位に差異はみられなかった.1例,PI剤消毒部位に発赤のみられた患者に対しPI剤のパッチテストを施行したところ,陽性となった.PI剤による接触皮膚炎に留意する必要はあるが,PI剤を用いても創の治癒が遅れるということは認められなかった.
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