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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2002 5.皮膚科医のための臨床トピックス
オピオイドペプチドを標的とした痒みの治療
著者: 高森建二1
所属機関: 1順天堂大学医学部附属浦安病院皮膚科
ページ範囲:P.145 - P.147
文献購入ページに移動 痒みには知覚神経線維が刺激されることにより生じる痒みとオピオイドペプチド—オピオイドレセプター系の活性化により生じる痒みがある.後者の痒みは抗ヒスタミン剤,抗アレルギー剤が奏効しない難治性の痒みである.内因性オピオイドペプチドにはエンドルフィン,ダイノルフィン,エンケファリンなどがあり,それぞれμ—,π—,δ—レセプター(R)に結合して機能を発揮する.μ—Rとδ—Rは痛み抑制・痒み誘発に,κ—Rは痛み・痒みの抑制に関与している.
本稿では難治性痒みの治療薬として開発が期待されるオピオイドレセプター拮抗薬による痒みの制御について考える.
本稿では難治性痒みの治療薬として開発が期待されるオピオイドレセプター拮抗薬による痒みの制御について考える.
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