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文献概要
原著
痤瘡患者における掻破行動の実態調査
著者: 林伸和1 小林美咲2 細谷律子3 前口瑞恵4 山田美奈5 北原比呂人6 杼木真理子7 秋吉栄美子8 川島眞1
所属機関: 1東京女子医科大学皮膚科学教室 2小林皮膚科医院 3細谷皮フ科 4新宿南口皮膚科 5四谷三丁目皮膚科 6北原皮膚科 7北松戸皮膚科クリニック 8えみ子皮膚科クリニック
ページ範囲:P.387 - P.391
文献購入ページに移動習慣性の掻破行動は,長時間の皮膚に対する圧迫もしくは接触と同様の機序で増悪因子となりうるが,何となく触ってしまう,寝床に入ると掻いてしまうという行為は,習慣性の無意識の行動であり,つぶすことや皮をむくといった座瘡を積極的に触る行為とは異なっている.無意識の習慣性の掻破行動は,痤瘡患者の半数以上で認められ,今後の患者指導の中で重要な点と思われた.
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