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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻6号

2002年05月発行

文献概要

症例報告

陥凹性病変を呈した隆起性皮膚線維肉腫の1例

著者: 茂木精一郎1 高橋亜由美1 田村敦志1 石川治1

所属機関: 1群馬大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.469 - P.471

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 19歳,女性.右頬部中央に皮膚陥凹を伴う拇指頭大の皮内から皮下にかけての結節を認めた.病理組織学的に,真皮中層から皮下脂肪織にかけて紡錘形の核を持つ腫瘍細胞がstoriform patternをとって増殖していた.免疫組織化学的には,腫瘍細胞はCD 34陽性であり,隆起性皮膚線維肉腫と診断した.陥凹性病変を呈した隆起性皮膚線維肉腫の過去の報告例について検討し,若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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