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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻7号

2002年06月発行

文献概要

症例報告

抗リン脂質抗体症候群の小児例

著者: 茂木精一郎1 加藤英行1 上山泰淳2 久保川透3

所属機関: 1済生会宇都宮病院皮膚科 2済生会宇都宮病院小児科 3久保川皮膚科医院

ページ範囲:P.514 - P.516

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 1歳4か月の男児.両頬部,耳朶,四肢に斑状,一部樹枝状を呈する暗紫紅色調紫斑が多発していた.紫斑出現の6日ほど前に上気道感染の先行を認めた.検査所見にてAPTTの延長,ループスアンチコアグラント,抗カルジオリピン抗体陽性を認め,抗リン脂質抗体症候群と診断した.その後,紫斑は消退・出現を繰り返している.抗リン脂質抗体症候群の皮膚症状,および小児例について検討し,若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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