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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻8号

2002年07月発行

症例報告

Papular elastolytic giant cell granulomaの1例

著者: 小澤麻紀1 熱海正昭1

所属機関: 1東北労災病院皮膚科

ページ範囲:P.624 - P.626

文献概要

 67歳,女性.慢性関節リウマチの治療中,両前腕と両大腿に多発する自覚症状のない硬い紅色丘疹が出現した.組織像では真皮浅層から中層にかけて組織球を主体とした細胞浸潤があり,弾力線維を貪食した多核巨細胞もみられた.ムチンの沈着はなく,近年,annular elastolytic giant cell granulomaのvariantとして報告されているpapular elastolytic giant cell granulomaに相当すると考えた.皮疹は外用ステロイドで消退した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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