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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻8号

2002年07月発行

文献概要

症例報告

爪囲に生じたBowen病の2例

著者: 山本圭子1 谷内克成1 高田実1 竹原和彦1

所属機関: 1金沢大学大学院医学系研究科循環医科学専攻皮膚科学

ページ範囲:P.639 - P.641

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 比較的稀と思われる爪囲のBowen病を2例経験した.症例1は32歳,男性.症例2は58歳,男性.症例1は免疫染色では乳頭腫ウイルス抗原は陰性であったが,in situ hybridization法ではHPV-DNAが表皮上層の腫瘍細胞の核に検出され,発症にHPVが関与していると思われた.症例2はいずれも陰性であった.また臨床像と発症部位から悪性黒色腫の鑑別が必要であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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