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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻9号

2002年08月発行

症例報告

気管支喘息を合併したWells症候群の1例

著者: 永岡譲1 神人正寿1 土屋知子1 山口素子1 滝澤三久1 佐藤佐由里1 轟葉子1 守屋修二1 江藤隆史1

所属機関: 1東京逓信病院皮膚科

ページ範囲:P.720 - P.722

文献概要

 51歳,男性.皮疹は体幹に軽度浸潤を触れる巨大な地図状の蕁麻疹様紅斑であった.臨床検査所見では末梢血の好酸球増多とIgEの高値が認められた.病理組織では真皮から皮下組織にかけて好酸球から中等度に浸潤していた.明確なflame figureは認められなかった.気管支喘息の合併がみられ,プレドニゾロン内服により,末梢血好酸球数とIgE値の正常化とともに皮疹と喘息発作はいったん消退したが,5か月後に皮疹の再発がみられた.本症候群とアレルギー性疾患との関連について若干の考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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