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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科56巻9号

2002年08月発行

症例報告

Acral persistent papular mucinosisの1例

著者: 石川博康1 熊野高行1 玉井克人2

所属機関: 1山形県立中央病院皮膚科 2弘前大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.752 - P.754

文献概要

 症例は53歳,男性.初診約5年前より両前腕から手背にかけて,自覚症状のない半米粒大までの白色小結節が出現し徐々に増多.病理組織学的に真皮上層にヒアルロン酸を主体とするムチンの沈着を認めた.高血圧症,脳梗塞,早期胃癌の合併を認めるが甲状腺機能異常症などはなく,特徴的臨床像と併せ皮膚ムチン沈着症の新しい疾患概念であるacral persistent papular mucinosisと診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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