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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科57巻1号

2003年01月発行

症例報告

Becker母斑を併発した平滑筋母斑の1例

著者: 瀧澤一1 小泉伸夫1 木佐裕美1 大西誉光1 渡辺晋一1

所属機関: 1帝京大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.81 - P.83

文献概要

 21歳,女性.2~3年ほど前より右下肢屈側の自覚症状のない色素斑に気付くも,大きさ,色調に変化ないため放置していた.現症では右大腿後面から腓腹部にかけて比較的境界明瞭な不整形の淡褐色斑が存在し,色素斑の下半部の色調はやや薄く,局面内に硬毛や軟毛の増生はなかった.病理組織所見では,軽度の表皮肥厚と基底層の色素沈着,真皮上層のメラノファージ,真皮中層から下層の平滑筋の増生がみられた.Qスイッチルビーレーザーを6J/mm2で照射したところ,3か月後には色素斑はかなり軽快した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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