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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科57巻10号

2003年09月発行

文献概要

症例報告

MR venographyにより診断した深部静脈血栓症の1例

著者: 鈴木やよい1 浜輝石1 井口智雄2 池田勝利3 森田明理4

所属機関: 1さくら病院皮膚科 2さくら病院外科 3さくら病院放射線科 4名古屋市立大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.905 - P.907

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 81歳,女性.2001年7月10日ごろより左下肢の腫脹と紫斑が出現した.約3か月前の左被殻出血により意識低下,右半身の麻痺のため長期臥床であった.magnetic resonance(MR)venographyを施行したところ,左総腸骨静脈に描出不良が認められたので,深部静脈血栓症と診断した.抗凝固薬および抗血小板薬の内服を開始したところ約3週間後には左下肢の腫脹と紫斑は消失した.皮疹発症から約3か月後に再度MR venographyを施行したところ左大腿の静脈の血流改善が認められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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