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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科57巻10号

2003年09月発行

文献概要

治療

下眼瞼の若返りを目的とした炭酸ガスレーザーによる経結膜的形成術

著者: 山本宏三1 山本豊1

所属機関: 1山本皮フ科形成外科

ページ範囲:P.936 - P.938

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 近年,皮膚の若返りを目的に皮膚科を受診する患者が増加している.下眼瞼の若返りを希望する患者に対し,炭酸ガスレーザーを使用した経結膜的下眼瞼形成術は,1984年に最初に報告されて以来,急激に世界中で施行されるようになった.本術式は,1)手術傷残存を嫌う患者,2)下眼瞼皮膚の弾力が良く,脂肪切除後に皮膚収縮の望める患者,3)社会的な背景で,早期術後回復を望む患者などが対象になる.また,炭酸ガスレーザーを使用するために,術後腫脹が軽度,縫合が不要,皮膚切開傷を残さないなどさまざまな利点を有し,術操作も簡便である.術操作は,局所麻酔下に結膜およびfasciaをレーザーにて切開し,直視下に眼窩下脂肪を確認,切除する.本稿では,当院にて施行した症例をもとに手術手技の詳細を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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