icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科57巻11号

2003年10月発行

症例報告

下腹部に生じた異所性乳房外Paget病の1例

著者: 松浦亜紀1 村西浩二1 宮下文1 迫裕孝2 井岡二朗2 山野剛3

所属機関: 1近江八幡市民病院皮膚科 2近江八幡市民病院外科 3近江八幡市民病院病理科

ページ範囲:P.1018 - P.1020

文献概要

 76歳,女性.初診の3年前より下腹部に紅斑を認め,徐々に拡大した.ステロイド外用剤にて効果がなく,Bowen病を疑い皮膚生検を行ったところ,Paget病であった.皮膚腫瘍切除術,両側浅鼠径リンパ節郭清術,遊離分層植皮術を施行した.転移は認めなかった.乳房外Paget病は本来,外陰部,腋窩,肛門周囲などのアポクリン腺の分布部に生じることの多い腫瘍であり,その他の部位にみられることは稀である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら