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米国皮膚科医への道(7)
著者: 藤田真由美1
所属機関: 1コロラド大学皮膚科
ページ範囲:P.1040 - P.1041
文献購入ページに移動 インターンシップ(Internship)
グリーンカードを取得し,内科と皮膚科のマッチングにもマッチし,いよいよ1998年の6月末より,本格的な医学研修が始まった.まずは,シアトルのワシントン大学で内科研修である.研修医はアメリカではレジデントと呼ばれるが,1年目のレジデントは特別にインターンと呼ばれる.インターンになると,それまでと違って丈の長い白衣を着て(連載第3回参照),給料も支給される.ちなみに給料は,ポスドクの給料よりは高い.ワシントン大学の内科インターンは毎年60人程いるが,マッチングの際にTraditional Program(内科3年の研修後さらに内科専門医に進む医師用の教育),Primary Care Program(内科3年の研修後に勤務医になる医師用の教育)とPreliminary Program(内科1年の研修後に他科の専門医になる医師用の教育)の3種類に大別され,おのおの20人ずついる.目的と研修期間が異なるため,1年目は60人いるレジデントが2年目には40人となり,3年経つと20人が残ることになる.私の場合は,まずPreliminary Programで1年の内科研修の後,皮膚科の研修へ進むことになる.このように,2年目以降の研修内容は各プログラムによって異なるが,1年目のインターンの研修内容は全員ほぼ同じである.
インターンの研修は各4週ごとの13のローテーションから成り立つ.ワシントン大学関連病院(大学病院,公立病院,私立病院,VA(Veterans'Administration:在郷軍人)病院)の一般内科病棟勤務が7回に加えて,MICU(内科集中治療室),CCU(心臓集中治療室),血液内科病棟,ER(救急治療室),専門科,外来の6ローテーションがある.その間に休暇が3週間あり,自分の意思や予定と関係なく,任務の楽なローテーションなどのなかにすでに組み込まれていて,いやでもその時に休まないといけない.60人のインターンがいると60通りのローテーションがあり,MICUやCCUなどの難しいローテーションから始まる人もいれば,楽なローテーションから始まる人もいる.
グリーンカードを取得し,内科と皮膚科のマッチングにもマッチし,いよいよ1998年の6月末より,本格的な医学研修が始まった.まずは,シアトルのワシントン大学で内科研修である.研修医はアメリカではレジデントと呼ばれるが,1年目のレジデントは特別にインターンと呼ばれる.インターンになると,それまでと違って丈の長い白衣を着て(連載第3回参照),給料も支給される.ちなみに給料は,ポスドクの給料よりは高い.ワシントン大学の内科インターンは毎年60人程いるが,マッチングの際にTraditional Program(内科3年の研修後さらに内科専門医に進む医師用の教育),Primary Care Program(内科3年の研修後に勤務医になる医師用の教育)とPreliminary Program(内科1年の研修後に他科の専門医になる医師用の教育)の3種類に大別され,おのおの20人ずついる.目的と研修期間が異なるため,1年目は60人いるレジデントが2年目には40人となり,3年経つと20人が残ることになる.私の場合は,まずPreliminary Programで1年の内科研修の後,皮膚科の研修へ進むことになる.このように,2年目以降の研修内容は各プログラムによって異なるが,1年目のインターンの研修内容は全員ほぼ同じである.
インターンの研修は各4週ごとの13のローテーションから成り立つ.ワシントン大学関連病院(大学病院,公立病院,私立病院,VA(Veterans'Administration:在郷軍人)病院)の一般内科病棟勤務が7回に加えて,MICU(内科集中治療室),CCU(心臓集中治療室),血液内科病棟,ER(救急治療室),専門科,外来の6ローテーションがある.その間に休暇が3週間あり,自分の意思や予定と関係なく,任務の楽なローテーションなどのなかにすでに組み込まれていて,いやでもその時に休まないといけない.60人のインターンがいると60通りのローテーションがあり,MICUやCCUなどの難しいローテーションから始まる人もいれば,楽なローテーションから始まる人もいる.
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