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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科57巻12号

2003年11月発行

文献概要

原著

神経ボレリア症を伴ったライム病の1例

著者: 山田由美子1 池田雄一1 佐藤恵美1 中根宏1 橋本喜夫1 飯塚一1

所属機関: 1旭川医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.1052 - P.1055

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 35歳,男性.左側腹部のマダニ刺咬に気付き自分で除去した.その2週間後から同部位に紅斑が出現し徐々に拡大するも,無治療にていくぶん消退傾向がみられた.さらにその1か月半後には左顔面神経麻痺および左握力の低下を認め当科を受診.EIA法による血清診断でボレリア抗体が検出され,紅斑部でのPCR法ではボレリアの特異的バンドが検出された.ステロイド,抗生剤の投与により紅斑は消退し,神経症状も軽快した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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