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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科57巻2号

2003年02月発行

症例報告

低用量シクロスポリンとカルシポトリオール軟膏の併用療法を行った汎発性膿疱性乾癬の1例

著者: 竹尾直子1 大谷裕一郎1 岡本壽男1 三浦芳子2

所属機関: 1大分県立病院皮膚科 2みうら皮ふ科クリニック

ページ範囲:P.150 - P.152

文献概要

 19歳,女性.13歳より汎発性膿疱性乾癬を発症.エトレチナート内服,外用PUVA療法にて改善し,エトレチナートは漸減,中止した.メトキサレンによる光毒性皮膚炎を生じ外用PUVA療法を中止したところ,2000年12月頃より皮疹再燃,拡大傾向を認めた.ステロイド剤を投与するも無効で,エトレチナート再投与にて軽快するも減量に伴い皮疹再燃した.シクロスポリンへの切替え療法を行うとともに,カルシポトリオール軟膏の外用を併用したところ,寛解状態を維持することができた.シクロスポリンの副作用として,多毛を認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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