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文献概要
カラーアトラス
小児腹壁遠心性脂肪萎縮症
著者: 勝田倫江1 早川順1 塩原哲夫1 濱松輝美2
所属機関: 1杏林大学医学部皮膚科学教室 2濱松皮膚科
ページ範囲:P.222 - P.223
文献購入ページに移動初 診:1999年10月12日
現病歴:1997年10月,左鼠径部にオムツのゴムによる外傷を負い潰瘍形成後治癒.1998年3月に同部に自覚症状のない陥凹が出現,漸次に腹部へ拡大した.
既往歴・家族歴:特記事項はない.
現 症:初診時,臍上部から鼠径,陰茎基部にかけてと,側腹では腸骨に至るまで陥凹し,毛細血管が透見された.陥凹の辺縁はわずかに発赤のある隆起を呈した(図1,2).両鼠径のリンパ節は腫脹していた.
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