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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科57巻3号

2003年03月発行

文献概要

症例報告

多数の巨細胞を伴ったeosinophilic panniculitisの1例

著者: 相川恵子1 長阪晶子1 高橋靖幸1 北嶋敏之1 島田眞路1

所属機関: 1山梨医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.249 - P.252

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 7歳,男児.2000年10月より自覚症状のない皮下硬結が生じた.好酸球は12.4%と軽度増加し,皮膚生検像では真皮下層から皮下脂肪織にかけて好酸球浸潤と線維増生,多数の異物巨細胞の浸潤を認めた.皮下硬結は約4か月で自然消退した.自験例は病理組織学的に皮下脂肪織を中心に好酸球浸潤を認め,末梢血好酸球増加を認めたことより,eosinophilic panniculitisに合致すると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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