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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科57巻3号

2003年03月発行

症例報告

放射線療法を併用したMerkel細胞癌の1例

著者: 上田泉1 浅野聖子1 福屋泰子1 水嶋淳一1 川島眞1 佐々木健司2

所属機関: 1東京女子医科大学皮膚科学教室 2東京女子医科大学形成外科学教室

ページ範囲:P.297 - P.299

文献概要

 75歳,男性.初診の1か月前より左頬部に紅色結節が出現した.径20mmのドーム状に隆起した硬い紅色結節で,病理組織像では大型で細胞質に乏しく類円形の核をもつ腫瘍細胞が稠密に浸潤していた.抗neuron specific enolase抗体に陽性であった.電子顕微鏡で直径約100nmの有芯顆粒を認めた.明らかな転移は認めず,切除後に放射線療法を加え,術後1年3か月の現在まで再発,転移を認めない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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