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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科57巻4号

2003年04月発行

症例報告

全身性エリテマトーデスと原発性胆汁性肝硬変を合併した1例

著者: 山本圭子1 井上久美子1 金井正信2

所属機関: 1市立砺波総合病院皮膚科 2金井内科医院

ページ範囲:P.386 - P.389

文献概要

 48歳,女性.40歳時に皮膚そう痒感のため当科を受診した際,甲状腺腫と肝機能異常を認めた.抗核抗体・抗ミトコンドリア抗体・サイロイドテストが陽性を示し,肝生検で慢性非化膿性破壊性胆管炎の像を認め,原発性胆汁性肝硬変,慢性甲状腺炎と診断された.42歳時,38℃台の発熱と胸痛・胸水,関節痛が出現し,プレドニン10mgで軽快した.48歳時,頭,顔に浸潤性紅斑が出現した.この時点の採血で抗核抗体,抗Sm抗体陽性で,全身性エリテマトーデスと診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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