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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科57巻5号

2003年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス2003 Clinical Dermatology 2003 4.皮膚疾患治療のポイント

糖尿病教室への皮膚科医の参加

著者: 坂本泰子1 町田秀樹1

所属機関: 1藤枝市立総合病院皮膚科

ページ範囲:P.156 - P.160

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 糖尿病の治療には患者の自己管理が必要不可欠であり,その患者教育の場として“糖尿病教室”がある.教室は糖尿病専門医(内科医)が中心となってコメディカルの協力のもとに行われていることが多い.糖尿病の合併症の1つとして糖尿病性足病変(潰瘍,壊疽)があり,足の外傷,皮膚病をきっかけとして生じてくるため,フットケアに対する教育が必要である.足の皮膚病の教育とフットケアの指導を皮膚科が参加して担当し,実際の足の診察を行った.その結果,糖尿病患者では真菌感染症の有病率が高く,角化症も少なからず認められた.それらの患者では疾患の認識,理解が不足していると思われた.皮膚科医が糖尿病の教育,治療にかかわる有用性は高いと考えられ,積極的な参加が望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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