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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科57巻5号

2003年04月発行

特集 最近のトピックス2003 Clinical Dermatology 2003

5.皮膚科医のための臨床トピックス

ホルモン補充療法

著者: 谷口義実1 麻生武志1

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科生殖機能協関学

ページ範囲:P.177 - P.179

文献概要

 ホルモン補充療法は卵巣機能の低下・欠落に伴い欠乏するエストロゲンを補充することにより,中高年女性の健康の保持・増進を目的としている.更年期症状,骨粗鬆症に対する臨床効果に加え,近年は皮膚の老化そのものに対する全身的な臨床効果が注目されている.卵巣機能の低下に関連した皮膚の加齢変化で代表的なものとしては,緊張性,弾力性,保水性の低下と皮膚の厚みそれ自体の減少がある.ホルモン補充療法はいずれの変化に対しても改善効果が認められる.皮膚に対する臨床効果は単に美容的側面に止まらず,閉経女性のQOLの向上にも関与している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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