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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科57巻7号

2003年06月発行

文献概要

症例報告

糖尿病治療中,皮膚筋炎に罹患し突発性難聴を合併した1例

著者: 新田悠紀子1 尾之内博規1 竹内正行2 宇野雅晴3

所属機関: 1加茂病院皮膚科 2加茂病院内科 3加茂病院耳鼻科

ページ範囲:P.590 - P.593

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 65歳 男性.1999年6月より,糖尿病のため,グリベンクラミドを内服し,HbA1c7%とコントロ-ル良好であった.2000年9月下旬に,発熱・筋力低下・肘膝の落屑性紅斑・筋原酵素の上昇をきたし,皮膚筋炎と診断した.10月18日より,プレドニゾロン(PSL)40mg/日内服し,3週後,臨床症状・筋原性酵素改善したため,PSL減量中,12月2日突発性難聴発症した.PSL60mg/日に増量後,突発性難聴は改善したが,糖尿病の増悪を認めた.自験例の突発性難聴は,皮膚筋炎よりは糖尿病に起因すると思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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