icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科57巻7号

2003年06月発行

文献概要

症例報告

外傷を契機に巨大血腫を形成したびまん性神経線維腫の1例

著者: 三宅亜矢子1 鈴木布衣子1 木花いづみ1 藤倉雄二2

所属機関: 1平塚市民病院皮膚科 2平塚市民病院放射線科

ページ範囲:P.618 - P.620

文献購入ページに移動
 63歳,男性.von Recklinghausen病に合併したびまん性神経線維腫内に外傷をきっかけに巨大血腫を生じた症例を報告した.外傷後にもともと存在した腰部腫瘤の異常な腫脹が生じ,意識レベルの低下がみられたため当院へ搬送.CTで腫瘍内のびまん性出血が疑われ,急速に貧血が進行したことより血管造影を行い栄養血管の塞栓術を施行.その後全身状態の改善を待ってから血腫除去術を行った.術中および術後の出血対策についても若干の考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?