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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科57巻7号

2003年06月発行

臨床研究

有棘細胞癌および外毛根鞘癌における核DNA量の検討

著者: 濱直人1 大塚勤1 山崎雙次1

所属機関: 1獨協医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.641 - P.644

文献概要

 有棘細胞癌(SCC)8例,外毛根鞘癌2例の凍結標本から作成した試料を用いて,flow cytometry(FCM)による核DNA量の検討を行った.SCCは8例中6例(75%)がaneuploidyでgrade1とgrade2の症例にもかかわらず高率に検出された.外毛根鞘癌は2例ともaneuploidyであった.FCMは組織学的に良性・悪性の判断が困難な症例では,鑑別の一助となりうる検査法の一つと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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